コロナウイルス感染妊婦さんの当院での分娩取り扱いについて

 岡山県コロナ感染症対策室からの2022/11/28 付けの通達をうけ、コロナウイルス感染妊婦の管理は12/1 よりかかりつけ医で行う方針となりました。
 この1 か月で若干名のコロナウイルス感染妊婦さんの分娩管理を行いましたが、今後も増加が予想されますので、当院での今後の分娩管理方針を提示します。

コロナウイルス感染が陣痛発来前に判明した場合

厚生労働省の指定する療養期間をご自宅で過ごしていただきます。
その間に陣痛が発来すれば原則、帝王切開分娩になります。
(進行の早い分娩が予想される場合は経腟分娩になることもあります。)

陣痛が起きずに待機期間を終了した場合は通常通りの分娩管理になります。

陣痛発来時にコロナウイルス感染が判明した場合

当院では陣痛発来等で入院されたときにコロナウイルス抗原検査を実施しています。
抗原検査陽性の場合は原則、帝王切開分娩になります。
(進行の早い分娩が予想される場合は経腟分娩になることもあります。)

退院の時期

① 帝王切開で分娩された場合:術後5 日目の退院(手術当日が0 日とカウント)
② 経腟分娩の場合:分娩当日あるいは翌日の退院

※入院時コロナウイルス感染が確認できなくても、入院中に発熱などでコロナウイルス感染が判明した
場合はその時点で退院をお願いします。

十分なケアができず申し訳ございませんが、早期退院にご協力をお願いします。

 また、急激な県内でのコロナウイルス感染患者の増加に伴い、いつどこで感染してもおかしくない状況が続いています。とくに分娩を間近に控えた10 ヶ月の妊婦さんやそのご家族の皆様には、行動制限をお願いする次第です。
 ワクチン未接種の方のワクチン接種もあわせてお願いいたします。
 ご不明、ご心配なことは受診時にご相談ください。
 今後も皆様のご理解とご協力をいただきますよう重ねてお願い申し上げます。

2023 年1 月7 日
赤堀クリニック院⾧
赤堀洋一郎